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東南アジア5カ国訪問を終えて
「山崎拓の時々刻々」 2001年8月26日 第41号
東南アジア5カ国(インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア)訪問を終え、先週帰国しました。  
 
わが国はこれらASEAN(東南アジア諸国連合)の国々と政治的にも経済的にも重要な関係にあります。私は「アジアとの共生・共働」を外交政策上の重要なテーマと考えています。「共生・共働」の理念とは、独自の文化をもつアジアの多様性を「活力」の源泉とし、アジア全体の調和ある経済発展を目指すこと、またアジア・太平洋地域の平和と安定を維持するため、相応の責任を分担し各国とともに働くことです。単に経済協力やカネの力によってでなく、いざというとき友人として信頼されるパートナーとなるべく、対話を重ねていくことが重要です。  
 
最初の訪問国は政権交代が行われたばかりのインドネシアで、メガワティ大統領以下、新政権の主要メンバーと会談しました。独立記念式典にも出席しましたが、インドネシア国民が今回の民主的かつ透明性ある政権交代を歓迎し意気が上がっている印象を受けました。過度な期待は禁物ですが、民主化などの改革はすでに後戻りできない方向に進んでいると思われます。  
 
今回の訪問の目的の一つが、小泉政権の「聖域無き構造改革」を説明しODA(政府の途上国援助)予算の10%削減方針に理解を求めることでした。各国とも「日本からのODAが自国の発展に果たしている役割は大きいので減らさないでほしい」と一様に引き続き支援への期待を表明されましたが「使い道の内容を十分精査し、公正・効率的に使われることが重要」と繰り返し説得に努めました。  
 
わが国のODAについては、金額が膨らむ一方、相手国における不明朗な使途への不信や、そもそも相手国の国民が本当に必要としているものに有効に活用されているのか、また日本の国益にかなった使い方になっているのか、といった批判が大きくなっています。ODA総額などの数字だけを追うのでなく真に相手国の自律的発展に役立つ貢献との観点から、人道支援やヒト・技術に対する投資も含め、質的な見直しを行うべき時が来ています。  
 
数年ぶりのカンボジアは、目を見張る発展ぶりでした。フン・セン首相やチア・シム上院議長との会談に加え、ODAの最前線で活躍する日本人の専門家やボランティアの皆さんとも懇談する機会をもちました。メコン河架橋のような大型プロジェクトから、NGOによる51校の学校建設のような個々の草の根無償案件にまで目を配りつつ、効率的・効果的供与を心がけている様子がうかがわれ嬉しく思いました。  
 
小泉首相の靖国参拝問題についての反応は、シンガポールで「一日も早く中・韓との摩擦の解消に努めてほしい」との発言があった以外は、概して冷静なものでした。小泉首相からの親書にも、二度と世界に戦争の惨禍が起こらないよう、過去の反省に立ち国際平和のために貢献していく決意であるというメッセージが託されていました。第二次世界大戦で日本がとった軍事行動の影響は国によりさまざまですので、その違いを理解しないと判断を誤りますが、あらためて国際平和主義を貫く日本の外交姿勢への理解と支持を得られたと思います。  
 
また来年以降、同様な混乱を繰り返すことのないよう、国立墓苑構想や来日外国要人の参拝施設の建設などにつき早急に結論を出し、戦没者への国民の思いに応えると共に、アジア各国との新しい未来指向の関係構築に力をそそぐべきだと考えます。  
 
さて、来月から構造改革国会が始まります。景気・雇用対策や金融政策などを充実させつつ、小泉構造改革をどう軌道に乗せ、その後の将来展望をどう示せるか、いよいよ正念場を迎えます。  
 
 
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