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VOICE OF TAKU山崎拓の主張
YKKで党改革、そして「政策」の枠組みの議論を
「山崎拓の時々刻々」 2000年7月9日  第8号
7月5日、加藤紘一氏、小泉純一郎氏とともにシンポジウムに出席し6月の総選挙の総括を求められました。  
 
前号でもお伝えしたように、私は今回の結果を「敗北」と見ています。自民党の議席数が37議席減で単独過半数を確保できませんでした。「大都会で議席がとれない政党は衰退の危機にあるし、若者が投票に行くことを不安に感じる政党に未来はない」と述べた加藤氏に全面的に賛成です。小泉氏は「民主党のポカに救われ自民党は善戦した」などと皮肉っていましたが、相手のエラーがあったかどうか以前に、我が党が国民世論にこたえる政策論争をしかけることができなかったことを深く反省すべきです。  
 
都市住民や若い世代から支持されなくなっている我が党は、このままでは先がないと思います。健全保守党として再生しなければ、いづれ政権交代を免れられないでしょう。ひょっとすれば来年の参議院選挙を契機に大きな政治構造の変革を余儀なくされるかもしれません。  
まさに、恐るべき崖っぷちに立たされているのです。それは自民党が崩壊するかどうかという次元の問題ではなく、日本の政治が崖っぷちにきているのだという危機感を強めています。  
 
この際、抜本的な党の体質の改革、そして各党間・党内で真正面から政策を議論し、政権維持のための連合でなく政策を軸とした「政策連合」で世論に訴えることによってしか、政治への信頼をとり戻すことはできないと思います。  
 
では、政策論議の枠組みを決める、政策の核心部分とは何なのか。当面は景気回復と経済構造改革・財政再建、社会保障、そして教育改革でしょう。  
 
選挙となると各党から「子供たちによい国を残そう」とのキャッチフレーズが飛び交いますが、国民一人あたり510万円にあたる大借金をしている現状に目をつぶるのは無責任であり、その場しのぎのバラマキ(安易な財政出動)を続けているのでは信頼を得られません。現在のやり方には節度も規律もないから、国民の不信感がつのるのです。  
 
確かに選挙中、地方にいくほど公共事業への要望は非常に強いと感じました。しかしこのあたりで路線転換し、生活道路や下水道など地方に真に必要な公共事業は地方単独事業でやるようにしないとますます取り返しのつかないことになります。もちろん地方の独自財源を別途作り出す必要はありますが、それが「地方の時代」における自立した地方自治体の健全な姿だと思います。このようなことも国民に現状をきちんと説明し将来のあるべき姿を示して、多少キツイことでも理解を求めるべきです。  
今後は新しい分野への重点的な資源配分や民間の活力を引き出すことによって、財政出動に頼らない経済再生が可能であると信じます。  
 
教育については、いじめ、学級崩壊、不登校やひきこもりなど様々な問題の解決が急がれます。折しも少年犯罪の多発により「心の教育」がクローズアップされていますが、凶悪犯罪を厳しく罰することは当然としても「17歳は危険」といったレッテルを張ることだけは避けなければなりません。まずは大人が反省すべきことがあります。自由や権利ばかりがまかり通る社会になっていないか。 責任と義務、他人の痛みを思いやる、自分の感情をコントロールするといった社会で生きて行くのに最低限必要な行動基準を、家庭と学校の両方で子供たちにきっちり伝えること、その上で愛情をもって子供の心の悩みに向き合うことが肝要ではないでしょうか。  
 
一方で、基礎学力・思考力の低下も憂えられています。「ゆとり教育」の弊害とも言われていますが、基本となる「読み・書き・算盤(国語・算数)」の大切さを改めて見直すときでしょう。   
道徳教育と基礎教科の充実に加え、多様な人材の起用と教職員の他分野との人事交流、教育委員会制度の廃止など「教育の自由化」を進めるべきです。資源に乏しい日本にとり、質の高い人づくりこそが未来の国づくりの大命題。国民あげての大々的な議論が必要だと思います。  
 
さらに21世紀初頭最大の政治課題は憲法問題であり、改憲派・論憲派・護憲派に分かれ真剣な議論を戦わせることになります。新しい時代に合った国家運営の理念・価値観について、国民をまきこんだ喧々諤々の議論をしたいと思います。いまだにそれほど世論の関心が高いテーマではないのでピンとこない方が多いかと思いますが、私は憲法論議を通じた政治改革を目指しています。  
 
自衛権や国際貢献をめぐる9条問題だけでなく、歴史と伝統に基づく品格ある国家、自立自尊の社会、教育のあり方、政治のリーダーシップ、環境問題など、新しい国づくりの礎となる理念を打ち出し、国民に選択してもらいたいのです。ただいま構想を温めており、近々皆さんの批評を仰ぎたいと思っています。
 
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