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VOICE OF TAKU山崎拓の主張
イージス艦派遣は合理的判断
「山崎拓の時々刻々」 2002年12月8日 第56号
 先週政府は「イージス型護衛艦」をインド洋に派遣することを決定しました。  
すでに現在、インド洋では日本の海上自衛隊が米英軍への燃料補給(給油)を行っています。昨年9月の米同時多発テロ事件を受け、1年前に成立した「テロ対策特別措置法」にもとづき、2隻の補給艦と3隻の護衛艦が活動しており今回の派遣はその護衛艦の1隻とイージス艦を交代させるものです。  
 
 イージス艦も護衛艦の一種ですが、現在インド洋に展開している護衛艦よりも5倍の対空警戒監視能力(レーダー探知距離)を有し、攻撃を受けた場合には相手をミサイルで打ち落とせる高性能の対空目標処理能力(防空システム)を備えています。   
 
 そもそも1年前にインド洋に自衛艦隊を派遣したときにイージス艦を加えるべきだとの意見もありましたが、なんだか物騒だという当時の国民世論を考慮して見送った経緯があります。  
 しかし今は自衛隊の活動の安全確保のためにも、せっかく高レベルの技術を有する装備を保有していながらこれを使わないのは宝のもちぐされ、という国民世論のほうが優勢です。  
 
 今回も引き続き根強い反対論が残っています。事実、反対意見のメールも多数頂戴しましたが、それに対する私の意見は以下の通りです。  
 
《反対意見1》  
イージス艦が収集した情報を米軍に提供することは(とくに米国が対イラク攻撃を開始した場合に)集団的自衛権の行使にあたるのではないか?  
 
→日米両艦船間にはデータリンクシステムが設けられており、現在派遣中の護衛艦も同様です。すなわち一般的な情報の交換は日常的に行われています。イージス艦が活動するインド洋やアラビア湾で得た情報は、(対イラク攻撃では)2000km離れたペルシャ湾で活動するはずの米艦に届くことはありえません。  
(物理的に500kmが限度です)  
 
《反対意見2》  
朝鮮半島情勢が緊迫する中、イージス艦は日本近辺に置いておくべきでは?  
 
→現在、海上自衛隊では4隻のイージス艦を保有し、常時3隻が動ける体制です。1隻インド洋に派遣しても、残り2隻は日本周辺を守っています。  
 
《反対意見3》  
イージス艦派遣により、日本人がテロの標的になる可能性が高まるのでは?  
 
→それを言うなら、そもそも1年前にインド洋に展開し米英軍の後方地域支援を行ったことが間違いだったということになります。  
テロに反対する国連決議にもとづき行動するのは、国連中心主義をとる日本として当然のことだと思います。  
 
 
 安全保障問題では、情緒的な主張に踊らされることなく、国際情勢をしっかり見据えて、合理的な政治判断をしていくことが肝要と考えます。
 
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