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東アジア共同体研究会で訪韓
2006年5月1日〜3日 韓国ソウルにて
 本年のゴールデンウィークは、5月1〜3日「自民党東アジア共同体研究会韓国訪問国会議員団」一行8名の団長として韓国ソウルで過ごしました。   
  
去る4月後半に入ってわが国の竹島(韓国名独島)周辺の海洋調査を巡って日韓関係に再び竹島の領有権をめぐる深刻な対立が生まれました、海洋調査の目的は、6月に開かれる海底地名に関する国際会議に備えるためで、韓国は4年前から同海域で調査を実施してきたとされ、国際会議では各国が海底の海山や海盆の地名を持ち寄り妥当かどうかを検討することになっています。日本も調査に基づく地名の提案をしなければ、韓国名のみがつけられて、日韓間の多年にわたる係争である排他的経済水域(EEZ)境界画定交渉が不利になる可能性があったからです。   
 排他的経済水域(EEZ)とは、沿岸国が領海の基線から200海里の天然資源の探査や開発・漁業などの経済活動の主権的権利を持つ海域のことです。日本と韓国の間は400海里以下しか離れておらず、双方の中間線がEEZ境界となります、従って竹島が日韓両国のどちらに帰属するかによって中間線が変わってしまいます。おまけに竹島周辺は、ベニズワイガニやウニ、アワビなどの水産資源の宝庫となっています。今は共同管理の「暫定水域」となっていますが、お互いに譲れない一線となっています。幸い去る4月22日外務次官級レベル協議で双方当面の行動計画を一時中止することによって危機回避出来ました。   
 しかし、去る4月25日 遂に盧武鉉大統領が厳しい対日姿勢を打ち出す特別談話を発出した直後でもあり、このような時期の訪韓は火中の栗を拾いに行くようなものだとのご忠告もありましたが、日韓友好関係堅持の必要性に鑑み決行しました。我々一行の会談相手は、潘基文外交通商部長官を始め与野党国会議員他でしたが、全ての相手方が竹島問題、靖国問題、歴史教科書問題等、日韓関係の悪化については日本側の歴史認識の誤りが原因だとして厳しく論難してきました。   
  
 潘基文外交通商部長官は、   
 (1)戦後60年経っても、歴史認識を巡る問題を克服しえないでいるため両国が不安定な関係にある。欧州のように過去の歴史を巡って率直かつ虚心坦懐な対応を通じた整理というものが必要だ。   
 (2)独島(竹島)を巡っては、歴史的な淵源を無視したまま、領有権は誰にあるのか、と争っても問題の解決にはならない。   
 (3)靖国神社参拝問題に関し国際社会の反対や抗議にもかかわらず強行されている。第三の追悼施設建設構想にも注目していたが、停滞したままになっている。   
 (4)問題解決の鍵は全て日本側が持っていると考えている。   
以上のような論旨での発言でした。   
  
これに対し、私から   
 (1)村山談話を始めとして小泉総理を含む歴代の総理が、「過去の侵略戦争や植民地支配を深く反省し歴史を鑑として未来志向で近隣諸国との友好関係を築きたい」と言ってきた。盧大統領の特別談話はしっかり読んだところであるが、「これ以上お詫びは必要なし、行動で見せてくれ」との下りが本旨であると受け止めている。   
 (2)靖国問題に関しては、小泉総理も過去の負の歴史を肯定するものではないが、一国の指導者たるもの、国のために一命をなげうった国民戦没者に対し追悼の誠を捧げるのは当然だと考えている。但し私としては隣国からの強い批判がある以上、これを単なる内政問題としてではなく外交問題として処理する必要もあり、と考え種々解決の方途を模索してきたが、まだその過程にある。   
(3)歴史問題とは別に、未来志向で日韓関係の改善をはかるため、竹島問題を国際司法裁判所に日韓ともに提訴して審判を仰ぐこととし、排他的経済水域(EEZ)境界画定交歩やFTA協議を早期に再開すべきものと考えている。   
 (4)北朝鮮から拉致された韓国人金英男氏が、日本側のDNA鑑定により横田めぐみさんの夫であることがほぼ確認された以上、韓国も本腰を入れ日韓相互協力し拉致問題の解決を図るべきである。   
以上のような発言をしました。   
  
これに対し、潘長官からEEZ交渉は五月中に再開すること及び拉致問題解決についての協力に同意する旨の明確な発言がありました。訪韓の成果であったと考えています。   
潘基文外交通商部長官と会談する山崎拓
  
  
この他、文喜相韓日議連会長・柳在乾国会国防委員長、与党ウリ党の若手国会議員団、野党ハンナラ党の国際問題研究所所属の国会議員とも率直な討議をしました。とりわけ386世代の代表と言われているウリ党議員団からは竹島問題等で強硬な意見が続出しましたが、両国が民主主義と市場経済を基本とする国家であるという共通認識の下に友好関係を深めていこうという点については一致しました。   
文喜相韓日議連会長との会談
  
  
尚今回は38度線の視察も行いましたが、北朝鮮側にある開城南北共同開発特区も遠望でき、南北融和が進んでいる実情に触れ認識を新たにしました。   
以上   
  
【参考】386世代 = 韓国の若手政治家ならびに世代の事。盧武鉉大統領が誕生した   2002年時点で30代(3)で、1980年代(8)に大学生で学生運動に参加し、1960年代(6)の生まれの世代。
 
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