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東アジア共同体・国会議員調査団団長としてアセアン4ヶ国訪問
「山崎拓の時々刻々」2006年1月15日 第109号
 去る1月7日〜12日、自民党有志による『東アジア共同体調査団』   
団長として一行10名でアセアン諸国を駆け足で訪問し各国首脳陣と会談しました。   
訪問国は、マレーシア・インドネシア・シンガポール・ベトナムの4ヶ国でした。   
東アジア共同体構想は、世界人口の約半数を占める関係諸国の中で   
今や急速に広がりつつあります。その推進を目指し、議論を重ねてまいりました。   
  
 関係諸国とは、いわゆる『ASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日・中・韓)』他   
ですが、さらにインド、豪州、ニュージーランドを加えて、昨年12月に   
マレーシアで初めて開かれたEAS(東アジア首脳会議)で、東アジア共同体創設   
に向けてその第一歩を踏み出しました。   
  
 マレーシアでは、生憎日曜日でしたので、首脳クラスとは会談出来ず、   
バキンダ国家戦略研究所所長、ラフルーア駐マレーシア米国大使との   
意見交換に止まりました。   
 バキンダ氏は、昨年12月にクアラルンプールで開かれたEAS   
(東アジア首脳会議)の成功と将来の発展可能性について強調する一方、   
構成メンバーがインド・豪州・ニュージーランドが加わった16ヶ国に   
なったことに異を唱え、東アジア共同体はアセアン10ヶ国と日・中・韓   
3ヶ国の13ヶ国に限定すべきであると主張しました。   
この主張には中国の意向が反映されていると感じました。中国からは武器の   
売り込みがあること、かつロシアの兵器より性能が良いことなど、中国の   
軍事力については脅威(FEAR)とは言えないが圧迫(PRESSURE)ではあるという   
微妙な表現をし、近年とみに中国の圧力が高まっていることが分りました。   
マハティール時代と違ってアブドゥーラ新政下ではマレーシアとしては   
中国重視のスタンスに傾いていることを示唆したものでしょう。   
 この点、ラフルーア大使は、日中は対立でなく相互理解を深めるべきだと   
主張されました。   
  
 インドネシアでは、ユドヨノ大統領・カッラ副大統領他主要閣僚数名、   
ギナンジャール地方代表議会(上院)議長他国会議員数名と会談しました。   
 ユドヨノ大統領は、わが国の安保常任理事国入りに関し、次のように述べました。   
 「日本は、国連への財政的寄与やPKO活動への貢献等により十分その資格   
があると思うが、インドネシアの支持表明については目下政府及び国会間で   
非公式に討議している。」   
 インドネシアはわが国最大のODA供与国ですから、この回答には   
少なからずショックを受けました。ギナンジャール氏によると支持反対派には   
中国の影響があるとのことでした。   
 又、ユドヨノ大統領は、小泉総理の靖国神社参拝につき、それは本人の判断   
の問題だとし、インドネシアは日本軍の進駐を受けたが、この被害は問わず   
未来志向で行くことを言明しました。   
 しかし一国の指導者は自国兵士の戦没者のことだけではなく、他国の   
戦争犠牲者のことにも思いを致す必要があり、かつ世界平和を祈念することが   
大切であると強調されました。   
  
 シンガポールでは、リーシェンロン首相・ゴー・チョクトン上級相他と   
会談しました。   
 リーシェンロン首相は東アジアサミットのメンバーにインドを加えたことは   
正解で、この地域の発展には無限の開発可能性を持つ人口大国インドを   
仲間に加えておいた方が得策だと主張しました。   
 又、日中関係については、インドネシアのユドヨノ大統領と同じ言い方で、   
小泉総理の靖国参拝が障害となっていることは事実で、「心」の問題という   
言い分も分るが、過去の侵略行為を反省しているというなら被害者たる   
中国及び韓国国民の「心」も理解する必要があるのではないか、という   
疑問を投げかけられました。   
一方わが国の国連安保理事国入りに関しては“支持する”と明言されました。   
    
 ベトナムでは、カイ首相、ニエン外相、ホアン越日友好議連会長と会談しました。   
カイ首相は、東アジア共同体において日本が経済大国として益々重要な役割を   
果たすことを期待していること、日中は共にベトナムにとって大変な重要国であり、   
両国関係はベトナムを含む東アジア地域全体に大きな影響を与えること、   
従ってベトナムは日中の関係改善を期待する旨強調されました。   
 当方から、昨年6月日本の安保理入りの問題に関して明確な支持を表明して   
いただいたことに関し謝意を表しました。   
    
 以上が今次アセアン4ヶ国訪問の際に行った主要な会談の主要点ですが、   
キーワードは『東アジア共同体』と『日中関係』です。   
この二つは密接不可分であり、結論的に言うと『東アジア共同体』構想   
とその進展は、日本とこの地域の将来にとってきわめて重要、かつ   
その具体的な取り組みには日中関係の改善が必須の要件ということです。   
  
 本年は私自身の政治課題にアジア外交を掲げ、これまでの経験と人脈を   
活かして懸命に働く決意です。   
 
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