山崎拓は、移動の際のわずかな時間、車や飛行機のシートで莫大な量の書類、 新聞、書物を読む。以前なら夢中になって読み進み、目的地に到着したことにも気 づかない、といったことがあったが、今では疲れた眼を閉じる暇もなく、 携帯電話が鳴り、迎えの人々がドアを開ける。

バッテリーに例えれば四六時中「放電」しているようなものだ。どんなに優 秀なバッテリーも「充電」しなければパワーを維持することはできない。 だから短時間に大容量の高電圧での「充電」が必要不可欠になる。

各界のトップクラスの人々が山崎拓の「電源」役を引き受け、超多忙な日程をやりくりしてパ ワーを注ぎ込む作業に、笑顔でつきあっていただいた。感謝の言葉を述べ尽 くすには、もう一冊、小誌をつくる程の紙数を要するに違いない。ここはただ、 心より深くお礼を申し上げたい。 日本の政治を改革していく強力な「エンジン」であり続けるために、寸暇を惜しんで「 充電」する山崎拓の尽きることのない好奇心と探究心を誌上に再現したい。 小誌はその格闘のあり様をつぶさに活字に置き替えたものだ。山崎拓が受けた感動、 感銘が読者に伝わらなかったとしたら、それは編集部の非力のせいである。