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産経新聞 「私はあえて山崎拓氏を推す」
2001年3月31日 産経新聞朝刊より記事抜粋
評論家  櫻田 淳 氏  
昭和40年1月29日生まれ。  
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。  
衆議院議員政策担当秘書、慶応義塾大学非常勤講師を経て、言論活動。  
「第1回正論新風賞」受賞。著書に「国家への意志」  
 
本紙「正論」欄において二度に渉り、、私は、一国の政治指導者に求められる姿勢の中でも大事なのが、大掴みの「国家の物語」を「政治の言葉」として語ることであると論じた。今、混迷を続ける我が国の政治を前にして、その「政治の言葉」を語り得る政治家が具体的に誰かと問われれば、私は山崎拓・元自民党政調会長を挙げることにする。  
 
山崎拓氏に対する世の印象は、誠に地味なものであるかもしれない。昨年十一月の「加藤政局」に際して、山崎氏が、党執行部の熾烈な切り崩しに遭いながらも、派内結束を保ち、盟友・加藤紘一氏のとの友情に殉じて見せたことは、「永田町」という世界の醸し出す印象とは裏腹な「清々しさ」を世人に感じさせたはずである。私が山崎氏を推するのは、そのような「清々しさ」というよりは、次の二点を念頭に置いてのことである。  
 
先ず、山崎氏は、従来から、憲法典や安全保障といった国政の根本課題に関して、誠に手堅い所見を示し実績を積み重ねるとともに、それを個人的な着想の域に留めることなく、自ら率いる派閥の意志としても位置付けてきた。現に、目下、山崎派内では五月を目処に憲法典改訂案を発表すべく、作業が進められているとのことである。これらの政策上の志向が、今後の我が国の必要に沿ったものであるのは、間違いない。しかも、それは、山崎氏が政権掌握の暁に何が行われるかを明示している意味においては、一般国民の納得の得やすいものであるかもしれない。  
 
次に、現下の自民党総裁選挙を巡る動きを前にすれば、山崎氏が「誰も手を挙げなければ自ら手を挙げる」と逸早く表明したのは、我が国の政治の要請に応えるものであった。大体、次期総裁の選出に際して、政治家から「総裁の座」、即ち「政権への意志」が明確に表明されないまま、党内の内輪の納得が優先されるとすれば、それは、結果として「総理の地位」を貶めることになるであろう。それは、「総理の地位」を「持っていてば転がり込んでくる地位」にしてしまうからである。山崎氏の姿勢は、「総理の地位」の重みを担保する意味でも、評価されるべきものであった。  
 
凡そ、一国の命運を担う立場の人々は、「時代によって招かれ時代によって捨てられる」宿命と隣り合わせのところがある。現在、米国では「対日同盟重視」を打ち出したジョージ・ブッシュ大統領麾下の新政権が発足し、現行憲法典改訂や集団的自衛権の行使の許容を巡る安全保障領域の課題に待った無しの対応が迫られる中、この領域の政策にかけては政界随一の見識と経験を持つ山崎氏は、必ずや「時代によって招かれる」人士となるはずである。私が山崎氏に期待するのは、実際に「時代によって招かれた」暁に、今までの持論を愚直に実行に移すことである。そうすれば、「時代によって捨てられた」後でも、名は残ることになる。そして、そのことこそ、政治家が冥利とすべきものなのであろう。  
 
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