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自民党総裁選 この人直撃:小泉首相の盟友で側近 山崎拓幹事長
毎日新聞 平成15年7月1日(火) 特集ワイド
 今回は、小泉純一郎首相が心おきなく相談できる盟友で、側近でもある山崎拓幹事長の登場だ。政策転換を求める自民党内からの大合唱に対し、「あと3年の総裁任期を与えてくれれば、小泉構造改革の成果を必ず上げる」と切り返す。【松田喬和、山田道子】  
 
―――小泉政権の2年余の業績をどう見ていますか?  
 外交・安全保障、内政にわたり、さまざまな懸案を全力投球で処理し、かつ挑戦し続けてきた2年間だと思っている。外交・安保では、テロ対策特別措置法の成立、国連平和維持活動(PKF)の凍結解除、有事関連法の整備、イラク復興特別措置法案の提出など、懸案解決のための法整備に成果を上げてきた。内政では、「聖域なき構造改革」を標ぼうし、財政、金融、税制、社会保障といったあらゆる分野で具体的な改革プログラムを推進してきた。  
―――北朝鮮問題が具体化しなければ、ここまでうまくいかなかったのでは?小泉さんは強運の持ち主ですね。  
 運ではなく、災い転じて福となす手腕があるということだ。9・11テロなどの突発的有事を奇貨として、強力なリーダーシップで適切な対処をしてきたのだ。  
―――集団的自衛権行使の見直しや憲法改正という次の展開を考えていますか。  
 私見を申せば、究極の政治目標は憲法改正だ。集団的自衛権行使の問題は、憲法改正で決着させたい。憲法の解釈を変えることで解決する道はとるべきではないと、小泉首相にも進言している。  
 小泉政権の使命はあくまでも「聖域なき構造改革」の成果を上げることだが、あえて外交では、国際貢献分野での自衛隊の活動に関する恒久法を作ることと、北朝鮮の核とテロと拉致の問題を三位一体で解決して国交正常化することの二つは小泉政権で実現したい。憲法改正は次の政権のテーマだというのが、小泉政権のスタンスだ。  
―――日本の核武装についてはどう考えますか。  
 非核三原則は国是なので、小泉政権で変えることはない。ただし核の抑止力は必要なので、米国の核に頼る。それはとりもなおさず日米同盟堅持ということだ。国連中心主義、アジア重視という外交の原則も維持する。専守防衛政策も堅持する。平和主義の国として軍事力行使については節度を守った体制を続けるのが基本方針だ。小泉政権はタカ派ではない。  
―――経済政策では具体的成果が上がっていないということで、小泉内閣支持者の中にも不満が高まっています。  
 2年間で構造改革の成果を上げることは難しいと思う。やはり新しい総裁任期3年間を与えて、小泉政権の構造改革の期間を5年間にしてくれれば、必ず成果は上げる。構造改革は即効性があるものではないので、辛抱強く、温かく見守ってほしい。従来型の手法では、バブル崩壊後の「失われた10年」を取り戻すことはできない。私自身が橋本政権の政調会長時代の3年間、いわゆる財政出動型の景気対策をやったが、ほとんど効果がなかった。経験に基づいて確信を持って言える。  
―――構造改革では、郵政民営化も道路公団改革も小泉首相はあれだけ強く言い出したのに、中途半端に終わっています。もっと主導権を発揮すべきでは。  
 日本は法治国家だ。法制化しているものについて規定路線を強引に変えることは独裁政権でない限り難しい。基本的には、官から民への路線は貫いていると思う。その精神や理念が最大限生かされるように工夫している。それは、日本郵船公社総裁に商船三井会長だった生田正治さんを起用したことに象徴されている。  
―――靖国神社参拝、1内閣1閣僚、首相公選制度などの犖約瓩眇すぼみです。  
 それは軌道修正ではなく微調整だ。例えば、靖国神社参拝は毎年8月15日に参拝しないだけで、連続3年実行している。しかし、外交上の問題もあるので微調整は必要だ。例えば、参拝日を変えたり、国立の新たな慰霊施設の建立を検討したり、我々与党幹部が近隣諸国に説明したりすることだ。そのへんは見事だと評価してもらっていいくらいだ。  
―――でも、やはりここに来て抵抗勢力や族議員との妥協が目立つのではないですか。  
 彼はひらめきの強い政治家なので、やや唐突な言動で注目を集めることがあるが、その部分の自己調整がすばらしくできるようになったと思う。この2年2ヵ月の間に。最近はこれ以上自己調整しないほうがいいのではと思うくらいだ。僕が亀なら、彼はウサギ。ウサギが最近スピードを緩めて、景色を見ながら走るようになったのは事実だ。僕は、もう少しわき目をふらずに走っていいのではないかと感じ始めている。「そそのかすようなことは言うな」という人が多いから、本人にはまだ言っていないが・・・。  
―――山崎さんと小泉さんの国家像は食い違ってないですか。  
 全然、食い違っていない。一言で言うと「活力なき国家は滅びる」ということだ。彼は新しい活力を「聖域なき構造改革」によって生み出そうとしている。その手段が競争とスリム化だ。スリム化は活力の源泉だ。僕は今、ストレスで太っているので、スリム化がいかに大事かは身をもって分かる(笑い)。  
―――総裁選ですが、党内少数派で小泉さんは勝てますか?  
 勝つ、勝たないは別として、まず総裁選ありきと考えている。小泉再選ならなんでもいいというものではない。総選挙や参院選を控える現時点において、話し合いによるシャンシャン拍手で総裁が選ばれたとなると、二つの国政選挙にマイナスになるだろう。小泉再選については我々なりの勝算はあるが、下手な工作はしない。  
―――小泉さんが総裁選後に内閣改造をすると表明したのは、再選される自信があるからではないですか。  
 実際、私以外は、党を挙げて「(総裁選)前に(内閣改造を)やれ」と言っていた。かなりの圧力は確かにあった。6月19日改造という具体的な日付まで挙がっていた。私がそれを避けるために、イラク復興特別措置法案を出したように言われているが、それはない。あの法案は国益や国際協調のため絶対に必要だ。  
 内閣改造を総裁選前にやるということは、総裁選に有力な人が誰も出ないように、立候補しそうな人は全部入閣させて、挙党一致内閣を作りましょうという話だ。そんなことをやったら、小泉政権は終わりだ。そのへんの勘は、彼は鋭いですよ。  
―――解散・総選挙ですが、今国会ではイラク復興特措法案もあるし、10月末で期限が切れるテロ対策特措法の改正案も成立させなければならない。幹事長としていつごろが妥当と考えますか。  
 いつでもあり得るだろう。ただし、10月以降だ。しかし、今通常国会で両法案が成立しないとなると一大事なので、その時には解散の可能性が全くないとは言えない。6月26日の与党3党の幹事長・国対委員長の会合でも、一部の方がそれを主張した。私はよく理解できると答えたが、私自身は、両法案が今国会で成立しなければ、7月30日にも臨時国会を召集し、お盆や夏休みを返上してでも総裁選までに成立させるべきだと考える。解散すると両法案は廃案になって、国際協調に背くことになる。  
―――山崎さんは、経歴からするとポスト小泉で名乗りを上げてもおかしくないですが・・・・。  
 私は、私心なく無心で小泉政権を支える。確かにYKKの中で、一番年少の小泉さんが最初に首相になったのは、三男がいきなり長男になったようなものだが、それは神様が定めたこと。兄弟の順番なんて神様じゃないと変えられない。だから、自分の将来は考えないようにしている。「風車 風が吹くまで 昼寝かな」という母校の福岡県・修猷館の先輩である広田弘毅元首相の句があるが、その心情でこれからも行く。  
 
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