テーマ1 国民の権利と義務

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「国民の権利と義務」の論点は、

1.現代社会に合わせた新しい人権の創出

21世紀は、個人が自立し自らの責任で自らの生き方を決定する社会を作り上げなければなりません。ますます変化の速度を速める現代社会の中で、自己実現ができるように、基本的人権の保障も内容を充実すべきです。
例えば25条にいう「健康で文化的な最低限度の生活権利」とは、国民のほとんどが中流意識をもつ現代では、どのような意味を持つのでしょうか。
これまでのような“最低限の保障”から、さらに進めて国民が個人として尊重され自己決定・自己実現できる社会を目指し、現代社会に対応した新たな分野について、新しい人権を明文で保障すべきではないでしょうか。

たとえば具体的には、
・環境権
・プライバシーの保護
・知る権利(情報公開)
・障害者、高齢者など自己実現が困難な人々の権利の保護
・都市の景観や歴史的財物の保護

などが考えられます。


2.権利と義務のバランス。「個益」と「公益」の調和


現行憲法は制定以前の人権の歴史をふまえ“国家という公権力による人権侵害を食い止める”との発想を出発点としています。そのため、「義務」に関する規定が納税、教育、勤労と3つしかないのに比べ「権利」に関する規定が多く、バランスを欠いています。

我が国の現状を見ると、行き過ぎた個人主義が横行しているように思えます。憲法の保障する権利や自由は、やりたい放題に何をしてもいいということではないことは言うまでもありません。自由社会では一人一人が他の人を個人として尊重することが不可欠であり、「自由」には「規律」「自己責任」が伴うのだという、ごく基本的なことをしっかり憲法に規定すべきです。

また、国民相互の人権侵害を食い止めるために、国家が国民の生命や財産、生活や社会活動を守るという役割をもっと積極的に果たすことも規定することが必要だと思います。

たとえば具体的には、
・法律や社会秩序を遵守する義務
・環境保全義務

などが考えられます。

具体的な権利・義務規定のアイディアをお寄せください。